私達の想い

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地元北浦町を
活性化させたい。

私が生まれ育った北浦町三川内は、現在では60歳以上の住民が9割以上を占める過疎が深刻な地域となっています。あと10年もすれば、現在農業に従事している世代(60歳代)は、後期高齢者かその付近の年齢になります。
一人暮らしの高齢者が増えると同時に、年々耕作放棄地が増えており、水路の溝さらい、各井堰の管理、畦草切りなどの作業が滞るのは必至です。
この衰退を抑え、次の世代にバトンをつなげるためには『地元に産業を興す必要がある』と思い、脱サラをし農業を行うことを決意しました。

脱サラしました。

それまでは農業関連の機関で働いており、安定した生活だったため、当然のように脱サラには家族や親族から猛反対を受けました。
でも、自分で作ったものを、付加価値をつけて、自分で売る。他力本願ではなく、自分自身に実力をつけて結果を残し、道を切り開きたい。という思いで周囲を説得し、平成30年1月1日に地元(北浦町三川内歌糸集落)にて就農を始めました。
今では理解・協力をしてくれる方が徐々に増えてきたように思います。
(特に奥さんには感謝です!)

北浦町の環境にあった
作物作り。

北浦町は中山間地域ですが、田畑の区画整備がしっかりできている点、蛍がすむ程の水質や痩せているが品質の良い作物ができる土壌環境などの利点を活かして、オーガニックのサツマイモと米を作り始めました。
実際に就農してみると失敗ばかりで、特にサツマイモに関しては、無農薬栽培のため、どのようにすれば病気や虫の被害が軽減できるのか、美味しいさつま芋ができるのか、他の地域で行っている無農薬栽培と比較し、日々苦悩しながら試行錯誤での栽培を行っています。

トライ&エラーで
明るい未来へ!

周りの方々のおかげで、最近は米やサツマイモも順調に売れ始め、法人化することもできました。
現在は6次産業化に向けて、商品開発や衛生管理の習得をめざしています。
次の世代にバトンを繋ぐこと、それが今を生きている世代が一番しないといけないことだと思います。その思いが、田・畑・山・家、もっと大きくいえば、集落や集落に根付く文化・芸能等を守ることにつながると思います。行動を起こさなければ何も変わりません。失敗しても何度でもトライし、未来が良い方向にいくよう取り組んでいきたいと思っています。